
PLOFILE : 鳳代賀育美
ほ う よ が い く み
山田流箏曲家元の藤井千代賀より「代賀」の名を受け継ぎ同じ箏奏者である母「富鳳」より「鳳」の一文字を受けて鳳代賀育美となる。母、富鳳の手ほどきで4歳にて初舞台を踏む。東京芸術大学音楽部邦楽科卒業・音楽心理士・音楽療法士の資格を持ち、伝統伝播のあり方をKOKONE心音と言う新規事業に託して、「和楽に憩う ココロ豊かな音学び」というコンセプトを胸に2025年起業。
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1992年
東京芸術大学音楽学部邦楽科卒業し皇居(桃華楽堂)にて天皇・皇后両陛下および皇族の方々の御前にて演奏。在学中、箏を増渕任一郎、三絃を山勢松韻(現・人間国宝)の各師に師事。NHK邦楽技能者育成会42期終了。
1995年
第1回「箏・三絃リサイタル」開催(沼津市民文化センター)以来、隔年でコンサートを主催。
1998年
合奏グループ「織音」を結成し、第1回「箏21コンサート」を主催。(沼津市民文化センター)現、第4回まで開催。
2007年
邦楽らいぶ開催(2014年に11回目開催)
2008年
静岡音楽館AOI「静岡の名手達」オーディションにて邦楽で初の合格者となる。(静岡文化振興財団主催)
2009年
原田真二チャリティーコンサート出演(2013年に2回目の出演)家元藤井千代賀より渡辺鳳代賀の名を許される。上海万博日本産業館にて演奏。
2012年
ウィーン・ハンガリーにて親善演奏。
荻江里泉師より荻江節名取荻江育美を許される。
2014年
山彦良波師より河東節名取山彦育美を許される。
2015年
文化庁の支援により三曲新進演奏家研修生として富山清琴師(人間国宝)に地唄三味線を師事。
他
シラク大統領歓迎式典、世界VIP会議、国際シンポジウム、世界ユネスコ協会、シンガポールジャパンフェア、ジャパンアートフェスティバルなどで演奏。
NHK-FM「邦楽のひととき」「邦楽百番」出演、CD「和」発売など、国内外で様々な演奏活動を行い長唄三味線河東節、荻江節の演奏にも取り組んでいる。
日本三曲連盟、山田流筝曲協会、箏曲新潮会の会員として国立劇場、東京文化会館、浅草公会堂などでの演奏会に毎年出演。
暁秀初等部・中等部・高等学校・加藤学園高校 筝曲部講師 SBS学苑イーラde沼津校講師
三味線を伴奏とする合奏形式の地歌系箏曲をルーツとして発展してきた生田流に対して山田流は、江戸の人々の嗜好を加味した「歌」を主とする箏曲を生み出し絶大な人気を博したルーツを持つ流派です。
それはまさに時代に呼応するニューウェーブであったと考えられます。
そのルーツを以って新たな「KOKONE心音」という活動プロジェクトは山田流のルーツの大義に合致するモノであり、時代を切り開いてゆく礎として発展してゆくものと考えています。